労働者の権利

スト・カレンダーなるものまで存在するフランスの恒例行事、ストライキ。企業や学校はそのカレンダーに合わせて「休み!」ってのが当たり前なんだとか。

ちなみに、この5日のストでは8割近い教員がストに参加するとの事前情報が有り、それを受けて7割の学校が休校を決めてたそうです。

一方、日本人観光客はインタビューで「ストで公共交通機関が止まっちゃうなんて日本では考えられないですよね」って答えてました。そんなストの無い国なのに、一人当たりGDP、生産性では負けちゃってるんですけどね。

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事程左様に日本では既に実体も無く忘却の彼方ですが、ストライキは労働者の権利です。忘れちゃってるでしょう?

佐野サービスエリアのケイセイ・フーズのレストランでのスト。会社側が代替要員を手配して通常営業。これ、いわゆる「スト破り」って言う本来ご法度な所業。

だって、そんなことする企業は「労働者のスト権を認めない権利順守意識の希薄な企業」との烙印を押され、一般大衆から総スカンを食うから。

でも日本ではそんなこと大衆だけじゃなくメディアも忘れちゃってる様で、何の違和感も無くシレッとそのまま報道したりしてますが。

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確かに、昔と違って世の中の労使関係・雇用関係も成熟して来てる訳で、それに伴ってストライキの様に労使が敵対するのではなくwin-winを目指す合意形成の方法も生まれて来ているんでしょう。

なので、今の日本の様に「他者に迷惑を掛けるストライキなんて」って考え方も分からないではありません。

でも、自分が迷惑を被るからと言って、一方的にストをした労働者側を非難するのはいかがなものかと。ストを回避出来なかった雇用者側は敢えて非難しないのに。

日本では往々にしてそんな論調ですが、あなたが経営者ならいざ知らず、もし大多数の労働者の一人だったなら、それは自分で自分の首を絞めること、自らの権利を放棄することになるんですけど。

外から見て「ハタ迷惑なスト!」と思った時、せめてストを実行した労働者と同じレベルで、ストを回避出来なかった企業側も非難すべきだと思うんですが、いかが?

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同じ様な日本の労使関係の不思議アルアル。会社業績が悪いとき経営者が労働者に対して「おめえらの働きが悪いからだ!」って?トンデモない勘違い。それは100%経営者の責任であって決して労働者のせいではありません。

労働者より企業、個人より全体。そんな雰囲気が漂う日本。当たり前のことが忘れられてる様に感じるこの頃です。

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