嘘も方便

昨年のコロナ第1波のとき、その対応が国内外から称賛された米ニューヨーク州のクオモ知事。直近、コロナ死者数の過少報告疑惑で窮地なんだとか。

自ら述べたその背景は、当時トランプ政権から予算カットやワクチン供給ストップなどあらゆる"脅迫"を受けており、その攻撃から州政を守るため数字の出し方を「工夫」したと。

そして「総数を改ざんした訳では無い」と述べたとか。確かに最終的な数字は合ってる様で、だからこそ「工夫」の痕跡が見つかってバレたんでしょうけど。

それにしても、あそこまでリーダーシップを発揮して実績を残した人がちょっと残念。だって、日本で言うと「嘘も方便」ってことなんでしょうけど、私はそんなのが嫌いだから。

何事も"事実"をベースにしないと、嘘に嘘を重ねることになり易く、その後のズレが大きくなるリスクを抱えることになりますから。

たとえそれが結果を丸く収めるため、あるいは実際に丸く収まったとしても方法として間違ってます。特に行政などは結果オーライの博打じゃ無いんだから。

 ☆

さて、「工夫」といえば東京都。見せ方の妙などと何度も書いてますが、先日ついに辛抱堪らず直接問い合わせました。

何のことかと言うと、都がサイトに掲示してる感染状況の数字の不整合?について。どうしても理由が分からず、そのサイトの担当窓口に電話しました。その顛末。

はい、見事に3部署をたらい回しにされ、その都度一から質問を言わされ、「確認します。お待ちください。」のまま10分前後電話を保留にされたあげく、結局「折り返し回答します」と。

さらにそこから30分ほど待って掛かって来た電話での回答がこれ。「そう言うご意見も有ったということで今後の参考にさせて頂きます」。おいおい。

 ☆

こちらの質問。色々ある中で取り敢えず今回聞いたのは新規感染者数について。

都のサイトにはこの数について2つの項目で示してます。1つ目は小池さんが毎日発表する数と同じ「モニタリング項目(1)新規陽性者数」ってやつ。

もう1つは「モニタリング項目(4)検査の陽性率」にある陽性率と検査人数から逆算出来る数字。

ちなみに、2月16日現在の7日移動平均新規陽性者数は、モニタリング項目(1)では369.7人。モニタリング項目(4)では陽性率4.2%、検査人数6,858.6人ということで逆算すると288.1人。30%の誤差。

このギャップ、7日移動平均でなめしてみてるのに常に30~50%程度の大きな差で推移してます。なんで?って思いません?

モニタリング項目(1)は保健所からの報告ベース、モニタリング項目(4)は検査会社等からの報告ベース。同じ「新規感染者数」を別の見方で見てるってこと。

なので、多少の誤差は理解出来ますが(本来、検査を受けた個人ベースで情報管理すればピッタリ合うって話ですけど)、7日移動平均でなめして常に一定の大幅な誤差が有るってことはどちらかの集計に欠陥が有るってこと。

どちらかが実態を表わしてないってことです。実際には、モニタリング項目(1)は保健所が固有名詞で管理してる様なので、たぶん正しいんでしょう。

となるとモニタリング項目(4)が実態と違うってことになります。全てを把握し切れてないってこと。クオモさんじゃないけど過少報告?つまりそこで示された陽性率は意味が無い、信用出来無いってことです。

「そうじゃないですか?」と聞いたお答えが先に書いた「そう言うご意見も有ったということで今後の参考にさせて頂きます」ってやつ。

見方が違うんだから数字が違って当たり前。出て来た数字を表にしてサイトに掲示してるだけ。「何か問題でも?」って感じ。

そんな仕事の仕方って楽しいんですかねえ?ところで、これってクレーマー?だったら失礼しました。お許しのほど。

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